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2008年02月16日

秘伝の梨地加工~木グリの製作-④

競技銃の木製グリップ製作の重要要素として表面の滑り止め加工が挙げられます。一般的銃器はチェッカリングが通常で、専用工具も手に入りますが、競技銃のグリップは大抵 梨地加工が施してあります。
 梨地加工ってどうするの、簡単な方法は無いか~?
木工所ではどうやっているのか不明です。ググってもそんなページはでてきませんでした。金属や樹脂はサンドブラスト加工で可能ですが木材では可能なんでしょうか。
私が取った秘伝の方法は、ひたすらポンチで一穴ずつ念を込めて打ち込む方法です。腱鞘炎の覚悟が必要です。(ブログ公開しますが継承者が無いので秘伝です。)
一槌ごとに、「良いグリップになれ」「当たる銃になれ」「泣ぐコはいねがー」「戦地から無事戻ってね」などと願いながら打つ事によってすばらしい物に仕上がります!?
 ポンチの先の形状は、鋭からず鈍からず程良い凹みが得られるよう調整します。鋭い状態では凹が深くなりすぎて、木目で割れたり、凸が崩れたりしてしまいます。少し丸めた方が、木の表面が圧縮され強固に仕上がります。フォークで試した事がありますが、一度に4箇所凹が出来てスピードアップが可能ですが、4個全部の先端への微妙な力加減が難しく、グリップの細部の割れに繋がったりしますので結局一本のポンチ頼みとなってしまいました。
せっかく磨いた表面なのになぜか打っていると、時折不安にかられる事がありますが、我慢して続け全貌が見え出すと 意外にもそれらしく見えてきます。
明日の栄光のためには地道な作業も要求されるものです。(4畳半シューターの栄光って何なんでしょう???)


ポンチも写っています。正に匠の道具にふさわしい風格がかもし出されています…よね?
~実は堺の名人と呼ばれる刃物職人によるわざもので、裏には般若心経が掘り込まれておりましたが長年の使用により今は見えなくなっています~ か  ご・ご・ごめん‥も・も・妄想でした・・・…

秘伝の梨地加工~木グリの製作-④


拡大するとこんな感じです。凸凹が何か少し気持ちが悪い!! よく見るとまだ隙間がありますが、あまり詰めて打つと凹と凹がつながり、割れて表面が剥がれる事もありますので程々に。
秘伝の梨地加工~木グリの製作-④


趣味だからこんな事出来るけど、商売なら採算は取れまへんやろなー
一定のリズムで延々打ち続けるので家族からは怪しまれますが、「実は、自分の羽根で はたを織っているのだ」と説明すると二度と近寄ってこなくなります。(;゚∇゚)//




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Posted by kan-say at 01:26│Comments(0)木グリ
 
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